粒子法流体解析ソフトウェア「Particleworks Ver.8.1.0」および 粉体解析ソフトウェア「Granuleworks Ver.3.1.0」リリースのお知らせ

このたび、プロメテック・ソフトウェア株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役社長:鈴木崇彦、以下「プロメテック」)は、プロメテックが開発する粒子法(MPS 法:Moving Particle Simulation)理論に基づく流体解析ソフトウェアParticleworksの最新バージョン8.1.0、および離散要素法(DEM:Discrete Element Method)理論に基づく粉体解析ソフトウェアGranuleworksの最新バージョン3.1.0の販売、技術サポートを2024年6月18日より開始することをお知らせいたします。

Particleworksは、粒子法の一種であるMPS法に基づく流体解析ソフトウェアです。メッシュ生成を必要とせず、計算結果をもとに移動出来る粒子を計算点として利用することで、解析モデル作成などのプリ処理工数を大幅に削減し、撹拌、飛沫などの自由表面の大規模変形を伴う液体の挙動を高精度に安定して解析できます。パワートレーンのオイル挙動、エンジンオイルの冷却、自動車の冠水路走行・被水、食品、薬品、樹脂などの撹拌・混練、土石流やコンクリート流動、津波遡上などのシミュレーションを得意とし、日本発の革新的CFDソフトウェアとして注目を集めています。Particleworksは、自動車・輸送用機械、医療・製薬、食品・生活関連、土木・建築、電機・機械、素材・素形材、社会基盤・エネルギーなどの幅広い産業分野で導入実績があり、最近では日本国内のみならず、アジア、ヨーロッパ、北米の広い地域で導入が進んでいます。

Granuleworksは、離散要素法(DEM) の理論に基づく粉体解析ソフトウェアです。食品、医薬品、化学品、輸送機器、電子材料など、粉体を使った様々な製造プロセスや粉体加工、粉体装置の設計・改良に活用することができ、混合、搬送、充填、圧縮など粉体の現象を容易に解析できます。また、Particleworksと連成してシミュレーションを行うことで、気泡を考慮したエンジン内部のオイル挙動解析などを行うことが可能です。

今回追加された新機能(一部)

Particleworks/Granuleworks 共通
拘束条件付きポリゴン壁の剛体運動
グラフ機能、動画生成、マッピングなど各種ポスト処理の改良

Particleworks
有限体積法 (FVM) による熱計算機能
圧力陽解法による二相流計算ソルバー(ベータ機能)

Granuleworks
エアレーションの性能改善
非球形解析機能(ベータ機能)

その他の機能追加や価格などの詳細については、別途お問い合わせください。

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